「ベテラン・新任が偏らずにいる」 ~その⑤~
保護者さんが 良い保育園を選ぶための 7つのアドバイス
文 文責:理事長 新田隆幸
最近は「働き方改革」が様々な形で浸透し長く務める体制も徐々に整っています。しかし、中には毎年退職者がおり、新入社員の職員もいる職場は珍しくない昨今の保育園事情です。かといって数年で離職しなければならない職場環境は決して褒められたことではありません。経営者の経営手腕が疑われます。大きな園で正職は数名で後は臨時職員という話も聞いたことがあります。経営方針だそうですが、働く者にとって意欲がわくでしょうか。しかも数年契約だというのですから、子どもの育ちをどう考えているのでしょうか。保育経験の積み重ねがない保育園ということになり、職員の意欲も熱意もない保育園といえましょう。経営としてはいいのかもしれませんが、ここに子どもを託す親は不安はないでしょうか。単に「見てもらう」だけしか期待していないのでしょうか。職員が長く務めておられ、ベテランとしての力を存分に発揮している保育園を探しましょう。若い保育士は元気で子どもたちにも人気がありますが、子どものちょっとした変化や反応への配慮や気遣いがまだ未熟です。子どもは「今」だけでなく、長いスパンで見ていかなければ後で困ることになります。また親への助言なども経験豊かなベテラン保育士だと安心です。